リアル店舗における JPYC 決済普及のためのソリューション開発とその普及活動
暗号通貨およびそのプラットフォームを用いたトークンの利用を日常生活に普及させるためには、その国の通貨と親和性が高いコインと、簡易にやり取りできるツールの拡充が重要である。日本においては、日本円と価値がほぼ同等のステーブルコイン JPYC が登場したことによりコインの問題は解決したが、日常生活、特に実店舗での利用においては決済における作業コストが高く、ハードルは依然として高いままであった。
そこで、実店舗における決済ハードルを下げるために、請求金額を入力するだけで JPYC 決済用の QR コードを発行するウェブアプリの開発を行った。また、これらの仕組みが本開発者以外の開発者にも取り入れられるようにこの仕組みをライブラリ化し、ソースコードを公開した。
JPYC エコシステムの利用が促進されるためには、JPYC コミュニティ自体も自律的に活性化していく必要がある。そのための一つの方法として web アプリケーションの開発ノウハウを公開し、それらを記事として公開した。これにより参入障壁がさがり、できるだけ多くのコミュニティメンバーが自分のニーズに合わせたアプリケーションが開発できるようになると見込んでいる。
実店舗で JPYC の利用が進むためには、利便性と安心感のさらなる向上が必要である。このため、本プロジェクトではユーザーインターフェースの向上と、JPYC が確実に受領できていることを容易に確認できる仕組みを導入する。これらの技術的な取り組みに加えて、実店舗での利用シーンの例を動画にして公開することで心理的なハードルを下げる。
https://nuko973663.github.io
Level 2
開発費用
Polygon Network